寄稿コラム紹介:“MVP検証”という手法について考える ~新規事業開発を成功へ導くMVP仮説検証の活用術 

弊社代表が、みらいワークス総合研究所様の連載企画「“板挟みイノベーター” 〜 新規事業を成功に導く管理職のための羅針盤 〜」に寄稿したコラム「“MVP検証”という手法について考える ~新規事業開発を成功へ導くMVP仮説検証の活用術」が公開中です。

今回紹介するコラムでは、

 「完璧主義の企業文化」と「スピーディーな仮説検証」

を両立させたい管理職が直面する“板挟み”をテーマに、MVP(Minimum Viable Product)という手法をいかに組織へ浸透させるかを解説しています。

特に歴史ある大企業では、

 「失敗が許されない文化」
 「品質こそがブランド」

という価値観が深く根付いており、「最小限の機能で顧客検証を行う」というMVPの考え方に抵抗があるケースも少なくありません。今回のコラムは、そうした現場の葛藤に焦点を当て、着実かつ現実的にMVPを導入するための視点をまとめたものです。

【本コラムの主な内容】

完璧主義文化と新規事業のジレンマ
品質を最優先する文化が強いほど、「未完成のプロダクトを顧客に見せる」ことへの抵抗は大きくなります。しかし、新規事業は不確実性が高く、最初から完璧を目指すほど手戻りや機会損失のリスクが高まります。こうした文化的背景を踏まえつつ、MVPがなぜ必要なのかを丁寧に整理しています。

MVPは完成品ではなく“実験装置”である
MVPの目的は「仮説検証」にあり、紙芝居・動画・モックアップなども立派なMVPです。「プロダクト品質」と「検証のためのサンプル」は別物であるという認識が、社内の理解を得るうえで重要だと解説しています。

・自社の文化に合わせた“自分たちなりのMVP”
大企業・中小企業・事業部ごとにリソースも文化も異なるため、“適切な規模でMVPを定義すること”の重要性を紹介しています。いきなり大掛かりな試作を行う必要はなく、まずは「最小限の仮説」を確かめるところから始めるアプローチを推奨しています。

・他部門との連携は“いきなり大掛かりに始めない”
仮説検証の初期段階は、必ずしも全社巻き込み型でなくても構いません。最初は小さく始め、必要なタイミングで段階的にマーケティング・営業・法務などを巻き込むことで、社内摩擦を抑えながら推進する方法を解説しています。

・成果とデータを武器に、協力者を増やす
MVPによる小さな成功事例と検証データが蓄積されると、他部門や経営層の理解が得やすくなります。大企業における“ファーストペンギン”の重要性を、筆者の経験談とともに紹介しています。

【大手電機メーカーでの具体的な経験】
コラムでは、筆者が所属していた大手電機メーカーでの実例も紹介されています。
完成品を作ってしまってから市場ニーズとズレていたことが発覚し、軌道修正が困難になったケース。その反省から、組織全体で「まずは軽いMVPで検証する」というプロセスを根づかせた経験が語られています。また、先行プロジェクトを“ファーストペンギン”として徹底支援し、成功事例を起点に文化を変えていったプロセスは、多くの企業にとって参考になる内容です。

【まとめ】
MVPは“急進的な変革”ではなく、“小さく始めて学びを積み重ねるアプローチ”です。完璧主義文化を尊重しながらも、確実に前へ進むための実践的な方法が多数紹介されています。

新規事業に携わる管理職・プロジェクトリーダーにとって、現場で活かせる知見が詰まった内容です。

▶ コラム本編はこちら
https://mirai-works.co.jp/mwri/column/column-newbusiness/5158/

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